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2023年7月1日(土) 特別上映会(共催:九州シネマ・アルチ)
美空ひばり上映会『花笠道中』
★今回はシネマ・アルチと共同開催となり、通常の「例会」ではありません。参加にあたっては、映画サークル会員の方も入場料金800円(特別割引)が必要となりますので、ご了承ください。
歌声流れて正剣唸り飛ぶ、東海道は日本晴れ!二役ひばりと里見の痛快娯楽大作!
<解説>
歌は日本一、二役演技もお手のもの、さらにその上、立ち回りアクションも見事な美空ひばりの魅力がたっぷり詰まった本作は、里見浩太朗の爽やかな二枚目振りと、近衛十四郎の豪快な剣法が加わった時代劇道中ものです。
歌と恋とチャンバラで魅せる娯楽映画華やかなりし昭和三十年代の傑作を、今はやりのデジタル修復版だけではなく、味のある35mmフィルムで上映します。
若い世代まで新たなファンを獲得し続けている不世出の大スターの往年の姿をたっぷりとお楽しみください。
<物語>江戸は両国の盛り場、矢場の娘・お君と天下の素浪人・緋鯉の寛太は相思相愛の仲。ところがある日、突然姿を消した寛太。お君は弟の新太と金次を伴い、寛太を追って浜松へ。寛太と合流できたお君だったが、道中、浜松藩七万石乗っ取りを企む悪家老が放った刺客に何度も命を狙われる。浪人・伊丹隼人の豪剣に窮地を救われたのだが…。世継ぎ争いに巻き込まれていく。
■『花笠道中』を観ましょう!(会員I氏より一部抜粋)
つい先日、レンタルDVDで鑑賞。この映画は美空ひばりの硬軟両方が観れる作品です。柔らかい女性と男勝りというか爽快な役とべらんめえのセリフがあり、久しぶりに観ていてスカッとしました。物語は勧善懲悪のパターンですが、旅の道中の風景(特に、大井川の川渡りのシーンが素晴らしい)が見所です。
また、美空ひばりが歌うところもベリーグッドです。共演の里見浩太朗が若くて、ロマンスがありあまる作品です。同じく共演の近衛十四郎の太刀さばきと何とも言えないおとぼけの演技がすばらしい。※20才の松方弘樹も出ているようです。
■ひばりの『花笠道中』と現代(会員H氏より一部抜粋)
やはり時代劇はいい。痛快で勧善懲悪、歌あり殺陣ありと息を呑む面白さ。今に蘇るとは思いもしなかった。実に感慨深い。この映画公開時ひばりは26歳、歌手としても絶頂期であった。
東映の時代劇はほぼ終末期にあったがひばりの人気は衰えず彼女を冠とした映画は16本を数える。尊大と言われても映画会社は人気には勝てない。作品は、たわい無いものでお家の一大事、跡目相続など悪事を図る家老と嫡子取巻きの争いだ。総天然色をうたった作品は映画の娯楽性を強調、痛快でコミカルに仕上がった。二役のひばりと里見浩太朗が息の合った立ち回りを演じた。スクリーン一杯に広がる殺陣やいなせな口調に溜飲が下がる。
最近時代劇を観る機会がすっかり減った。江戸時代の身分制度、忠君愛国、徒弟制度など今に受け入れようもない。文明や化学などと無縁の当時の社会に今だからこそ触れてみるのもいいだろう。だが、日本映画が量産されていた故に蔑まれてきた。それでも何か時代のうねりと明日への希望が渦巻いていた。そこに作品の価値を見たい。
古い映画が新鮮に思えるのも時代の趨勢であろう。ひばりが時代を表現した。まずはとくとご覧頂きたい。きっと何か発見できるものがあるに違いない。昭和の歌姫は生きていた。
<出演>
美空ひばり、里見浩太朗、近衛十四郎、花房錦一、西崎みち子、久我恵子、牧口徹、原田甲子郎、北竜二、原健策
監督:河野寿一
脚本:結束信二、若井基成
原作:観原光太
場所:福岡市総合図書館映像ホール「シネラ」
1回目 11:00~/2回目 13:00~/3回目15:00~
上映時間(83分)
料金:一般当日1,400円・前売り1,200円/映画サークル会員 800円
チケットぴあ(P468-254)/ローソンチケット(L-84338)
℡:092-781-2817
mail:fukuokaeisa@gmail.com (返信に2-3日お時間をいただく場合がございます。ご了承ください。)
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